2009年11月8日日曜日

新しいストレージを構築してみた(ハード編)

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先日壊れたSATAのディスクアレイの筐体ですが、これは寄贈してもらった試作機なので(こんなんばっかり)、修理については営業と相談してくれとサポートに言われてしまいました。お金を出して修理してまで使いたい筐体でもないので、お財布と相談して新しいストレージを調達することにしました。

今回はSSDを4つ外付けしたときと同じ方法を使いました。Supermicroのシャーシに、マザーボードなしで電源が入るようにするボードを付けてSASエンクロージャを作って、2TBのSATAのHDDを12個突っ込みました。

今回のシャーシは、3.5インチのスロットが24個にLSIのSASエクスパンダが2つ付いたCSE-846E2-R900Bです。各種ケーブル込みで22万円ちょっとで購入しました。今回はサンウェイテクノロジーさんにお願いしました。このスペックのSASエンクロージャとしては破格です。そもそもSASエンクロージャ自体が市場にあまりないんですけどね。

Sun純正のHBAはSASが8レーン生えています。SASは基本的にイニシエータとターゲットが一対一で接続するので、全部で8デバイスしか接続できません。4つはすでにSSDが使っているので、残りは4レーンです。SASエクスパンダはSASのスイッチみたいなもので、これを使うと残りの4レーンで全24デバイスにつなげます。

Sun純正のHBAのチップはLSIなので、SupermicroのエクスパンダがLSIであることを重視しました。SASの製品はこなれていない印象があるので保険を掛けました。SASエクスパンダは普通はいい値段するんですけど、Supermicroだと2つと1つの価格差が17,500円しかなかったので、つい2つ付けてしまいました。2つ付けたのでHBAを2重化して対障害性を上げることもできるのですが、今回は見送りました。

2TBのハードディスクはまだ価格がこなれていなかったので、とりあえず12玉仕入れたのですが、ちょっと高かったです。HDS722020ALA330で1玉19,215円でした。いつも価格.comの最安値より安く仕入れてくれるところに頼んだのですが、たまたま流通が安定していない時期だったため、あまり安くはなりませんでした。2TBのハードディスクなんてどんどん安くなるので、残りの12玉はもっと安くなってから予算に余裕があれば仕入れます。

というわけで生容量で24TBのストレージが、合計45万円ちょっとで出来てしまいました。普通にディスクアレイを買うのがばかばかしくなる値段ですね。ストレージはバイト単価が安ければいいというものではありませんけど、こういう組み方も一つの手段かなと。

4 件のコメント:

  1. あと12玉仕入れれば48TBですな。:) 現状で容量は余裕かと思いきや、すでに結構埋まってしまってるので、さっさと買い足さないといけないかなぁ。

    SF.NET に手を出すミラーが少ないのは要求容量がでかいことも一因ですかねぇ。とはいえ、数年前まで要求容量は 2TB で、その後「増やしてもいいかな?」と各ミラーへの打診があった上で増えたんですけどね。

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  2. 唐突な質問、ご容赦ください。

    "マザーボードなしで電源が入るようにするボード"

    このボードの型番もしくは取扱店などの情報を教えてもらえないでしょうか。

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  3. CSE-PTJBOD-CB1 Power Control Cardです。Supermicroの代理店なら扱っていると思います。

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  4. 藤枝様:

    ありがとうございます!!
    早速手配してみます。

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