2013年12月29日日曜日

ZFSの空き容量には気を付けよう

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空き容量の少ない状態で運用してはいけないことは、ZFSを運用する際の常識です。ファイルシステムに書き込むときにコピーオンライトするため、必ずコピーが行われます。空き容量に余裕がないと連続する空き領域を確保できず、書き込みが致命的に遅くなります。そして削除のときもメタデータのコピーが必要なので、空き容量が少ないと削除も致命的に遅くなります。空き領域が足りないのに削除が遅いので詰みます。

ZFSで使用量が90%を超えるのはかなり危険です。しかし、ftp.jaist.ac.jpのZFSの使用量は90%を超えても何の問題もなく、95%に達してもなお問題ありませんでした。書き換えが少ないなら、ぎりぎりまで使っても平気なのかと思っていたのですが、そんなに甘くはありませんでした。Fedora 20をミラーした直後に書き込み性能が大きく低下し、ほかのミラーがとどこおるようになりました。

そこで空き領域を確保するために、まずobsoleteなFreeBSDのpkgngの非公式なミラーと、Scientific Linuxのバージョン4以前のファイルを削除しました。DebianのISOイメージは、古いものから最新のビルドまであらゆるものをミラーしていたのですが、最新のリリース版を残して削除しました。これで使用量は85%まで減りました。

ストレージの容量を増やす方法については現在検討中です。増えたらDebianのすべてのISOイメージのミラーは復活させるつもりです。

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