2010年9月9日木曜日

ftp.jaist.ac.jpの最も忙しい一日

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昨日、Firefox 4.0β5/3.6.9/3.5.12、Thunderbird 3.1.3/3.0.7、SeaMonkey 2.0.7が同時にリリースされました。そのせいでftp.jaist.ac.jpには、これまでにないほど高い負荷が掛かっていました。

CPUの使用率は昼過ぎから翌朝まで、ほぼ100%に張り付いたままでした。ロードアベレージは、パイプ経由のログ出力を一つ止めるのを忘れていたため12時前に一度跳ね上がっていますが、止めたところいったん落ち着きました。しかし、アメリカが活動時間に入ると1000を超えて、しばらく下がりませんでした。ロードアベレージのグラフはログスケールです。


いつもならロードアベレージが1000を超えると、急激に性能が悪化して処理が追い付かなくなり、Bouncerによってアクセスの割り当てが止められます。割り当ての停止が繰り返し起こると、Bouncerがサーバのウェイトを自動的に下げます。今回はロードアベレージが1000を超えた状態でも何とか処理を続けることができていたため、高いロードアベレージで推移しました。

以前紹介したように、欧米からのアクセスは欧米のミラーサーバに割り当てる設定が行われたので、こんなことにはならないはずでした。しかし、設定が正しく行われていないため、かなり日本に漏れてきています。日本からのアクセスも日本のミラーサーバにだけ割り当てられてはいなくて、1/3程度海外に漏れています。

設定が正しく行われたとすると、今度は日中の負荷が増えます。以前計算したときは、日本のFirefoxのアップデートを全部ftp.jaist.ac.jpで引き受けても平気なはずでしたが、今回の様子を見ると、どうも何か間違えていた気がします。

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