2012年5月14日月曜日

Apache OpenOffice 3.4のダウンロード件数

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5月8日にApache OpenOffice 3.4がリリースされました。OracleからOpenOffice.orgのソースコードがASFに寄贈されてから、Apache Licenseによる最初のリリースになります。これがどれくらいダウンロードされたか調べてみました。

Apache OpenOfficeの配布方法には紆余曲折ありました。最初はApacheのミラーサーバーで配布する予定でした。OpenOfficeが入ると容量や帯域の要求がずっと厳しくなるので、OpenOfficeを除いてミラーする方法も用意されていました。ところがsourceforge.netが配布を引き受けることになり、日本からのダウンロードはftp.jaist.ac.jpが一手に引き受けることになりました。

Apache OpenOfficeに興味を持つ人は少ないと私は思っていました。LibreOfficeがどんどん改良されてユーザを多く獲得していたからです。ところが、Apache OpenOfficeは意外と多くダウンロードされました。リリースアナウンスのあった5月8日22時(日本時間)から48時間で日本から6509件のダウンロードがありました。件数はユニークなIPアドレスの数です。同じIPアドレスから異なるOSのパッケージがダウンロードされた場合は別に数えています。OSの内訳はWindows 73.2%、MacOS 23.4%、Linux 3.4%でした。

比較対象がないと多いか少ないかわからないので、LibreOfficeと比べてみました。LibreOffice 3.5.3のリリースアナウンスのあった5月2日20時(日本時間)から48時間で日本からのダウンロードは3935件でした。OSの内訳はWindows 68.7%、MacOS 26.4%、Linux 4.9%でした。LibreOfficeの日本のミラーは3つあるので、実際のダウンロード数は約3倍、つまり12000件弱ということになります。Apache OpenOfficeのダウンロード件数は、LibreOfficeの最新版の半数を上回りました。

ダウンロード件数について言えば、Apache OpenOfficeは順調なスタートを切ったと思います。今後も継続してユーザの興味を引くことができるか興味深いです。

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